技術情報
内融式氷蓄熱の特徴
運転がシンプルな内融式氷蓄熱
製氷運転
ブライン冷凍機で冷却された約-5°Cのブラインをポンプにて氷蓄熱コイル内に送り、氷蓄熱コイル廻りに氷を製氷させます。製氷量を計測している水位計が、設定値になったらブライン冷凍機を停止させ、製氷運転を終了します。
融解運転
負荷側で冷却の仕事を終え温まったブラインをポンプにて氷蓄熱コイル内に送り、氷蓄熱コイル管壁を通して管外の氷に熱を伝えることにより氷蓄熱コイル内のブラインが冷やされ再び負荷側へ送られます。このため、氷は氷蓄熱コイル外表面(氷の内側)より融解 します。
内融式氷蓄熱の特徴
融解運転時は、5°C以下の低温ブラインを安定して供給することができるため、ピーク時間調整運転等の急速融解を伴う大負荷への追従性に優れています。一般空調システムや工場空調用はもちろん地域冷房、大温度差送水システム、低温冷風システム、ピーク時間調整運転などに最適です。
内融式アイスチラー®氷蓄熱ユニットの構造
- ①内融式アイスチラー®氷蓄熱コイル
- ②接続管
- ③水槽
- ④断熱材
- ⑤外部パネル
- ⑥水位計
- ⑦カバー
- ⑧エアポンプおよびエア分配管