ハイブリッド・クーラー(HXV / NEXUS)
ハイブリッド製品は、蒸発冷却のエネルギー効率に優れたパワーを利用すると同時に、ドライモードまたはハイブリッドモードを製品動作の一部として追加しています。ハイブリッド製品は、冷却塔のエネルギー効率的な利点を生かしながら、より多くの水を節約したいという用途に最適です。冷却塔のエネルギー効率に優れた利点を持ちながら、より多くの水を節約するオプションが必要な場合に最適です。
製品一覧
HXV

HXVハイブリッド・クーラーは、節水・省エネ型のソリューションにより、最良の蒸発式冷却および空冷式冷却を実現します。HXVは、水の使用や稼働時間に制限がある、省エネをしたい、白煙の心配があるなど様々な条件下での設置において、システムの最高性能を維持します。
- 熱容量: 最大396トン
- 流量 最大1,260 USGPM
- ハイブリッド // クロスフロー // 軸流ファン // 誘導通風
- エネルギー消費の削減と水の消費を低減
- 最高の信頼性と最小の総所有コスト
- 設置が極めて簡単(設置面積が最大20%縮小)
Nexus

画期的なNexus® モジュール式ハイブリッド・クーラーは、HVACおよび軽工業用途向けの世界初のインテリジェントなプラグアンドプレイ式モジュール式ハイブリッド液体冷却システムです。従来のハイブリッド流体クーラーの常識を覆し、簡素化、コンパクト化、軽量化された設計で、最低の設置コスト、最低の運転コスト、最高の稼働時間、最低のメンテナンスコスト、最高の水質を実現しながら、水とエネルギーの節約を自動的に最適化することができます。さらに、第三者機関による厳格な性能試験であるCTI認証を受けており、100%の性能を保証します。
- 熱容量:19~180トン
- ハイブリッド // モジュラー // ECファンシステム
ハイブリッド・クーラーの特長
ハイブリッド・クーラーの運転モード
ハイブリッド・クーラーは、散布水の蒸発潜熱(気化熱)を利用した蒸発式冷却(省エネモード)と散布水を使用しない空冷式冷却(節水モード)の切り替えが可能であり、節水効率と省エネ効率を極限まで高めています。
さらに、この2つの運転モードに加え、HXV型ハイブリッド・クーラーは水を散布した充填材に外気を通過させることにより予冷した空気を利用して空冷式冷却を行う断熱式冷却(アディアバティックモード)、Nexus®モジュール式ハイブリッド・クーラーは節水性と省エネ性に優先順位を付けることにより効率よく運転を行うNexusモードがあり、外気温度または建物やプロセスからの負荷に応じて、エネルギー効率の良い運転が可能となります。
HXV型ハイブリッド・クーラー

- 省エネモード(蒸発式冷却)
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蒸発式冷却運転により最大の冷却性能と省エネ効果を発揮するモードです。
コイルに滴下する散布水を充填材により予冷することで、冷却コイルの熱交換効率を高めます。

- アディアバティックモード(断熱式冷却)
-
断熱(アディアバティック)式冷却運転により節水性と省エネ性を両立させたモードです。
水を散布した充填材により外気を予冷することで、フィン付き空冷式コイルの熱交換効率を高めます。

- 節水モード(空冷式冷却)
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冷却コイルとフィン付き空冷式コイルを利用した空冷式冷却運転により最大の節水効果を発揮するモードです。
散水運転の停止により、100%の節水効果を得られます。
Nexus®モジュール式ハイブリッド・クーラー

- 省エネモード(蒸発式冷却)
-
蒸発式冷却運転により最大の冷却性能と省エネ効果を発揮するモードです。
全てのモジュールで散水運転を行い、外気温度または建物やプロセスからの負荷に応じてECファンシステムが自動的にファンの回転数を制御します。

- Nexusモード(省エネと節水の両立)
-
節水性と省エネ性を適切に両立させたモードです。
節水性と省エネ性に優先順位を付けることで、外気温度または建物やプロセスからの負荷に応じて自動的にバランスのとれた運転を行います。

- 節水モード(空冷式冷却)
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空冷式冷却運転により最大の節水効果を発揮するモードです。
外気温または建物やプロセスからの負荷に応じてEC ファンシステムが自動的にファンの回転数を制御します。散水運転は、必要な場合にのみモジュール単位で動作します。
製品の特徴

HXV型ハイブリッド・クーラー
省エネモード(蒸発式冷却)とアディアバティックモード(断熱式冷却)、節水モード(空冷式冷却)の3つの運転モードの切り替えが可能であり、外気温度または建物やプロセスからの負荷に応じて、エネルギー効率の良い運転が可能となります。
HXV型ハイブリッド・クーラーは、主にデータセンター、生産やエネルギー供給などを行う各種大型プラントなどに使用されています。
また、軸流ファンの採用により、省エネルギー性に非常に優れ、静音性にも優れているため騒音対策や配置スペース対策などに最適です。

Nexus®モジュール式ハイブリッド・クーラー
省エネモード(蒸発式冷却)とNexusモード(省エネと節水の両立)、節水モード(空冷式冷却)の3つの運転モードの切り替えが可能であり、外気温度または建物やプロセスからの負荷に応じて、エネルギー効率の良い運転が可能となります。
Nexus®モジュール式ハイブリッド・クーラーは、一般的な密閉式冷却塔と比べ、設置スペースおよび揚重機器、搬入作業等を可能な限り低減し、最大6モジュールまで連結可能となります。
さらに、本体に搭載しているコントロールパネル(iPilot®制御システム)が、外気温または建物やプロセスからの負荷に応じて、最適な省エネや節水運転となるように自動制御し、水質管理や槽内洗浄も自動で行います。
ハイブリッド・クーラーの構造

HXV型ハイブリッド・クーラー
- 1.散水装置
- 2.冷却コイル
- 3.フィン付空冷式コイル
- 4.BACross(ベイクロス)充填材(エリミネータ一体型)
- 5.点検口
- 6.ストレーナ
- 7.ファンモータ
- 8.Vベルト式駆動装置
- 9.ファンシャフト
- 10.ファン軸受
- 11.遠心ファン
- 12.補給水ボールタップ
- 13.散水ポンプ

Nexus®モジュール式ハイブリッド・クーラー
- 1.散水装置
- 2.ステンレス製hCore熱交換器
- 3.水槽
- 4.エリミネータ一
- 5.点検口
- 6.ECファンシステム
- 7.ファンガード
- 8.散水ポンプ
- 9.コントロールパネル