外融式氷蓄熱
外融式氷蓄熱装置により、コイルの周りに作られた氷を外側表面から溶かすことにより、限りなく0℃に近い冷水を取り出すことができます。急速な融解を伴う大きな負荷への追従性に優れており、酪農場、醸造所、化学メーカー、食品冷却、飲料、農産物などの産業およびプロセス冷却に最適です。
製品一覧
外融式アイスチラー®氷蓄熱ユニット

- スタティック型アイスオンコイル方式
- 低温送風空調システム、ピークカット運転に最適
- 大温度差低温冷水システム、地域冷房システムに最適
- 低温冷水急速取出システム、食品冷却に最適
外融式アイスチラー®氷蓄熱コイル

- スタティック型アイスオンコイル方式
- 設置スペースに応じてコイルの設計・製作が可能
- 鋼管、ステンレス鋼管製コイル製作
現場組立型アイスチラー®氷蓄熱コイル

- スタティック型アイスオンコイル方式
- 外融式、内融式で選択可能
- 600mm径のマンホールから部材を搬入して組立
- 冷水槽の氷蓄熱槽への改修、地下ピットの有効活用に最適
FRP製アイスチラー®氷蓄熱槽

- スタティック型アイスオンコイル方式
- 外融式、内融式で選択可能
- アイスチラーと冷凍機をセットしてシステム化
外融式氷蓄熱の特長
様々な運転パターンに対応できる外融式氷蓄熱の特徴

製氷運転
冷凍機で冷却された約-7℃のブラインまたは約-10°Cの冷媒を氷蓄熱コイル内に送り、氷蓄熱コイル廻りに氷を製氷させます。氷蓄熱コイルに取付けた氷厚センサ-が、設定した氷の厚さを感知すると冷凍機を停止させ、製氷運転を終了します。
融解運転
負荷側で冷却の仕事を終え温まった冷水をポンプにて氷蓄槽内に送り、氷が解けることにより氷蓄熱槽内の水が冷やされ再び負荷側へ送られます。このため、氷は水と接触している氷外表面(氷の外側)より融解します。
製品の特徴

融解運転時は、0°Cに近い低温冷水を安定して供給することができるため、低温冷水を必要とする急速融解を伴う大負荷への追従性に優れています。食品加工のプロセス冷却や徹底した温度管理を必要とする設備はもちろん多種多様な空調システムに最適です。
外融式アイスチラー®氷蓄熱ユニットの構造

- 1.外融式アイスチラー®氷蓄熱コイル
- 2.接続管
- 3.水槽
- 4.断熱材
- 5.外部パネル
- 6.水位計
- 7.カバー
- 8.エアポンプおよびエア分配管
- 9.氷厚センサー